2010年11月21日日曜日

寒立馬(かんだちめ)とは?

寒立馬(かんだちめ)とは?


立馬(かんだちめ)は、青森県下北半島にある尻屋崎に放牧されている馬のことです。


「ふ~んそうなんだ。ねえねえ、でもなんでかんだちめっていうの?」

「それはね、この馬は農耕馬でたくましい体格なんだよ。
そしてね、厳しい吹きさらしの吹雪の中でじっと耐えて立っている姿から名づけられたんだよ。」

「え~、真冬でも外にいるんだ~!かわいそう!」


かつては「野放馬」と呼ばれて、食料にもされていたという悲しい過去を持っています。


昭和45年に当時の尻屋小中学校の岩佐校長が、

年頭の書初め会で、「東雲に勇みいななく寒立馬 筑紫が原の嵐ものかは」

と詠んで以来、「寒立馬」と呼ぶようになったということです。


今では、放牧地の尻屋崎とともに青森県の天然記念物に指定されています。

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