30日午後9時20分頃、大阪発金沢行き特急電車「サンダーバード37号」が今庄駅で、富山発名古屋行き「しらさぎ16号」が南今庄―今庄間で停車するなど計6本が動けなくなり、乗客計約1700人が車内などで一夜を明かした。
今庄駅の待合室に座り込んだサンダーバードの乗客で、東京から富山市内の自宅に帰宅中だった会社員庄司雄太さん(24)は「ずっと車内にいて、体がつら くなってきたので駅に出てきた。乗客はみな疲れた様子で、座席で目を閉じている人もいた。運転再開まで、待つしかない」と話した。
福井県敦賀市と同県南越前町の国道8号でも、30日午後9時頃から車が立ち往生。国土交通省福井河川国道事務所によると、大型トラックなど約150台が、13キロにわたって立ち往生しているという。
兵庫県豊岡市も大雪に見舞われ、JR西日本は除雪作業のため、31日朝の始発から山陰線城崎温泉―浜坂間の運転を見合わせた。この影響で、鳥取発大阪行き特急「はまかぜ2号」が運休するなど、ダイヤが乱れている。